しんのブログ

結局ゲーム

ジャッジアイズ感想(クリア後)

ネタバレ無しです。今回も購入迷ってる人の参考になれば良いかなと思って書いてみました。

 

ただ一応クリア後の感想なので多少ゲーム内の雰囲気等が入った内容になってます。その辺りの感想も全く目に入れたくない人は読まない方がいいかもしれません。

 

それでは始めてみます。

 

主人公木村拓哉は実際どうだったか

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恐らく今作品の1番の目玉となっている部分で気になってる人も多いかと思います。

 

まず過去の龍が如くシリーズを振り返ってみます。

このシリーズは今までも多くの芸能人の方が出演していて物語の重要な役を演じてきましたが、過去にプレイアブルキャラとして出演したのはたった1人だけで、それも4人のマルチ主人公の内の1人というポジションでした(龍が如く4のあの人ですね。ちなみにPS4リマスター版では諸事情あって変わっています)

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基本的にずっと主人公の役割はこの桐生一馬というキャラクターが演じていたことになり、

龍が如くスタジオの作品=桐生一馬が主役の作品

といった図式でした(ソシャゲは一旦忘れてください)

つまり今回は桐生一馬が一切登場しない初めての作品で、しかも唯一のプレイアブルキャラは芸能人モデルを採用となっているわけです。

まあ早い話、今回主役のポジションはめちゃくちゃハードルが高かったと思うんですよね。

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で、今回木村拓哉さんが演じた主人公はこの八神隆之というキャラなんですが、未プレイの人も薄々気付いているかもしれませんが、もうまんま一般的にイメージされているキムタクそのものです。木村拓哉が八神隆之という人物の役を演じているというよりも、キムタクが八神隆之という名前と探偵の設定でゲーム内に出てくると言った方が多分しっくりきます。

あくまで自分の想像ですが、神室町舞台の新作にキムタクが出てきたら面白くなるんじゃないかって発想からこの企画は始まってるのかもしれませんね。

 

前置きが長くなりましたが、実際にプレイしてみると想像してた以上にこの世界観に馴染んでいて相当良い印象を受けました

正直な話もっと浮くんじゃないかなと思ってたんですよ、ずっと操作するわけですし。それが全然気にならないまま最後まで遊べたので、なんというかキムタクって本当に凄くて大物なんだなと感じましたね。

まあこの辺は好みがあると思いますが木村拓哉さん主演の部分に惹かれた人には間違いないと思います。

 

桐生一馬と八神隆之の違い

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今までの主人公の桐生一馬というキャラクターは、もうとにかくめちゃくちゃ強いうえに裏社会では伝説となっているような人物です。なんというか良くも悪くも大物すぎて、個人的には途中からどんな敵が出てきても桐生さんが負けるイメージが湧いてこなくなってました(虎二頭を素手で殴り倒すような人間ですし…)

勿論それはそれで面白いですし、桐生一馬というキャラが魅力的なのは間違いないと思います。

 

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今回主役の八神隆之もやたらと強くてカンフースタイルで暴れ回ります。ただ、肩書きは結局ただの探偵なので、やばそうな敵が出てきたり危険なシチュエーションになると桐生さんが主役の時よりも緊迫感を感じました。それこそ拳銃なんか出てきたら普通に焦るんですよね(この辺も拳銃で撃たれ慣れているフィジカルモンスターの桐生さんと違いますね)

 

完全に自分の主観になりますが、桐生さんが主役の時よりも要所要所で緊張感があって良かったんじゃないかなと思います。

 

シナリオ

これは下手に語るとネタバレに繋がってしまうので手短に感想だけで済ませます。

結論から言うとシナリオは一部ちょっと腑に落ちない部分もありましたが、全体的にかなり良くて最後まで面白かったです。

シナリオも好みが分かれる部分ではありますが、サスペンスが好きな人にはおすすめできるんじゃないかと思います。

それと登場するキャラクターも良いキャラが多かったですね。

例えばこのさおりさんとか

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あとはやっぱりさおりさんですかね

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(一応男キャラだと海藤さんが良かったです)

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システム・プレイ感

大まかな部分は龍が如くシリーズと同じです。

メインストーリーを進めつつフリーパートではサブストーリーやミニゲームをプレイしてお金や経験値を稼ぎ、そのポイントを割り振って主人公を強化していく感じですね。体力や攻撃力などのステータスから強化してもいいですし、先にバトル中に使える技やアドベンチャーパートで有利になるスキルから解放していくのも自由なわけです。

ちなみに自分は女の子の好感度が上がりやすくなるスキルから解放していきました(小声)

 

バトル部分の操作自体は難しくないのでシリーズ未プレイの人でも問題なく遊べることができると思います。ただ難易度ノーマルでも後半のボスの火力はやたらと高かったのでちょっとだけ難易度は高めかもしれません。もちろん難易度設定はありますのでバトル部分に自信のない人は難易度を下げて遊ぶことをオススメします。

 

そして今作品のオリジナル要素である、尾行、探索、鍵開けといった探偵要素なんですが、正直な話今回最も不評な部分はここじゃないかなと思います。これらの要素は探偵物の今作の雰囲気を出す為には必須だと思うんですよね。今回は龍が如くよりアドベンチャー部分を推しているのは誰の目にも明らかですから。だからこそもっと仕上げて欲しかったなと思います。

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中でも本当にだるかったのが尾行パートです。単純に長いうえにコントローラー操作の無いまま待っている時間も長いのでなかなか厳しいものがありました。

似たような要素のチェイスパート(追いかけっこ)はテンポが良いですし適度にボタン操作を要求されるのでそこまでだるくなかったんですが尾行はもうちょっとなんとかならなかったかなと思いましたね。

 

総評

この作品の発売当初、SNSではゲーム内のキムタクの画像を使った大喜利大会で非常に盛り上がってました。いや本当にその気持ちは分かります。最初はもう何をしても面白いんですよ。

キムタクを自由に操作して街を適当にぶらついて、酒を浴びるほど飲んだ後に牛丼を食べて帰って寝るゲームが出るなんて10年前には誰も想像してなかったですからw

もちろんそういったシュールな面白さだけじゃなく、アドベンチャーゲームとしての面白さも充分に備わっているので自分はこの作品をかなりオススメしますね。

また、今作品は龍が如くの知識が無くても設定やストーリーの理解度には全く影響がありません。今作品に興味があるものの、龍が如くシリーズ未経験で購入を迷っている人こそぜひ遊んでみてもらいたいです。

 

(OPの出来も相当良いのでよかったら見てみてください)

 

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