Serial experiments lain
🕖7/12(日)19:00~
— Nアニメ&ニコニコアニメ公式🌻配信情報や🎁も!! (@nicoanime_PR) 2020年7月3日
「Serial experiments lain」全13話一挙放送決定🎉
視聴&予約は
▶️https://t.co/dkz3NalWCr
ネット端末「NAVI」が普及する世界。
中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取ったことをきっかけにNAVIへとのめりこんでいく。 pic.twitter.com/pLzxVzdMQu
先日この一挙放送で約10年ぶりにlainを全話見返しました。
最初はまあ1〜2話見たら切り上げようとか思ってたんですけど、いざ見始めたら止まらなくなって結局全13話最後まで見ちゃいましたね。
本当に面白い作品だったんですけど、話の内容は妙に陰鬱でやたら難解で、作中での設定や出来事の説明は必要最低限。少し乱暴な言い方をすると
自分で色々と考察して消化しろ。
ついて来れるやつだけついて来い。
みたいなアニメなんですよね。いや本当に中盤付近は露骨にそう感じる。
初見時はその辺りで訳が分からなくなったし、今回もそうなりそうだったので途中から雰囲気で見てました。
ぜんぜんわからない、俺たちは雰囲気でlainを見ている。
ちなみにこのアニメが放送されたのは22年前の1998年で、まあ当然リアルタイムでは見てないですし、当時のサブカル界隈の雰囲気もよく知らないんですけど(子供だったので)
あの1995年に放送された、新世紀エヴァンゲリオンの爆発的ヒットが後の日本のサブカルに与えた影響は凄まじいものがあったでしょうし、更には世紀末の独特な雰囲気も相まって、90年代後半から00年代前半にかけてこの手の作品が大量に産まれてきたんだろなあと。
それとSFというジャンルにおいては
80年代にはAKIRA
90年代にはGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
がアニメ映画として世に出ていたので、とにかくlainみたいな作品が作られる土壌は既に出来ていたんじゃないかと思われます。
まあこの話についてはこの手のジャンルの知識がそれほど無いのでここらで止めておきますが。
というわけで、ここまで色々と書いてきましたけど、結局のところこのアニメを楽しめるかどうかは、設定や世界観が好みであるかよりも主人公の岩倉玲音に興味を惹かれるかどうかの方が大きいかと思いますね。
この意味深なOP映像、そしてストーリー序盤からイマイチよく分からない玲音の存在。
NAVI(この世界でのPC)に関して完全な素人だったはずなのに、異常な速度でその才能を開花させていく玲音。
それと同時にどんどんおかしくなっていく玲音の自室。
こういった一連の流れに引き込まれる人は、ストーリーがイマイチ理解出来なくても最後まで楽しめるんじゃないかと。
ただまあ、あまり玲音に感情移入し過ぎると後半辛くなってしまいますが。
それとストーリーに関しても、SNSやVR文化が発展した現代では1998年当時よりかなり理解しやすい環境になってきてるんじゃないかと思います。
実際自分が10年前と比べてストーリーを飲み込みやすくなっていました。
あまり好きな表現じゃないんですが、時代がlainで描かれた世界に追いついてきたんだと思いますね。
という訳で海外でもカルト的人気を誇るこのアニメ。もし興味が湧いたのなら試しに視聴してみてください。
全13話なのでそこまで長くないですしね。
それとこの作品、初代PSからゲームとしても世に出てるんですが、こちらの相場は約4万円から。
金に糸目はつけねえ!という人のみ手を出してください。