キャサリンフルボディ
一応ネタバレは無しで書いています。
キャサリンのリメイク版となっています。
ジャンルとしてはアドベンチャーゲーム+パズルアクションみたいな感じですね。
アドベンチャー部分ではアニメパートも沢山使用されているのでアニメ作品の延長としても楽しめるんじゃないかなと思います
ただしパズルパートは後半の難易度が結構高くて、前作のキャサリンではアドベンチャーパートの続きが見たいのにパズルがクリアできないユーザーが続出してプチ炎上しました。
その後、難易度スーパーイージーが追加されるパッチが配信されることになったんですが、この辺は割と難しいところだなあと思います。
このゲームのアドベンチャー部分とパズルアクション部分、どちらをメインとして考えるかによってユーザーの希望も変わってくるでしょうし、パズルアクション部分を重視している人は多少の歯応えがないとつまらなく感じることもあると思うので調整が難しいのかもしれないですね。
そこで今回のフルボディには新たに難易度safetyが追加されています。簡単に説明するとパズルなんか一切やりたくない人用の難易度で、なんとクリアしてないステージもスキップできます。
ここまで来ると正直このゲーム買う意味あるのか?って感じもしますが、パズルに全く自信がない人も一応問題なく進めるようになっているので安心ですね。
パズル自体はブロックを押し引きしてひたすら上に登って頂上のゴールを目指すシンプルな内容になっているのですぐにルールを覚える事が出来ると思います。
シンプルなルールなんですけど、これが結構深くてやり込み要素もあるのでエンジョイ勢からガチ勢まで楽しめる理想的な作りになってるんじゃないかなと思いますね。(シナリオ後半になってくるとステージやブロックのギミックが増えてくるのでなかなか複雑になってきますが)
ただし操作性はちょっと微妙な部分もあるのでそこだけ慣れが必要になってきますね。
マルチ要素
この作品には2人で協力してパズルをクリアするチャレンジモードと2人で対戦するコロシアムモードがあります。
実は対戦モードの方は無印キャサリン時代からEVOという格闘ゲームの世界大会のサイドトーナメントに選ばれ続けている実績がありまして、今作ではネット対戦要素として
- ランクマッチ
- カジュアルマッチ
- フレンドマッチ
の3種類が用意されています。
なんというかもう格闘ゲームさながらの充実ぶりなんですが、この件に関してはネット対戦部分をメインに考えて購入しているユーザーの割合が少ない感じがするので正直どうなのかとも思いますね。過疎るのも早そうな印象があるのでネット対戦要素を重視している人は早めに購入した方がいいかもしれません。
ちなみに自分はオフラインで友人と対戦してみましたがかなり楽しかったですね。
個人的には真剣勝負というよりはパーティーゲームとしての色合いを強く感じたので、オンラインでも知り合いと通話をしながら遊ぶのが一番楽しめる感じがします。
ストーリー
今回のリメイクで
キャサリン(Chatherine)(真ん中 以下Cキャサリン)
の2人のヒロインに続いて第3のヒロインのリン(右)が追加されています。
ストーリーは大雑把に言えば大人の恋愛物+ホラーみたいな感じかと。
自分は無印キャサリンを遊んでいるので購入前はシナリオ面についてはそんなに期待していなかったんですが、新キャラのリンに絡めてかなりシナリオが追加されているので予想以上に楽しめてますね。
なによりあれなんですよ、前作を遊んでから8年の月日が経過してるわけじゃないですか。
その間に当然自分も歳を重ねているわけなんですよ。
前作を遊んだ時になんとなく眺めていたシナリオも今では色々と刺さるようになってきてまして…
山寺宏一さんが演じている主人公のヴィンセントは本当に駄目男なんですけど、なんか色々と気持ちが分かる部分もあるんですよ。
転職したばかりでお金に余裕が無いとか、結婚はしたくなくて恋人とはこのままが良いとか。
特に序盤で恋人のKキャサリンと休日出勤の手当てが出るのかどうかの話をしているシーンなんかは色々と込み上げてくるものがありました…
なんというかこの主人公、駄目男ほど感情移入ができるんじゃないかなと思いますので、全国の駄目男の皆さんは是非今作を遊んでみませんか?
禁断のCキャサリン理想の声選択
これも今作の追加要素なんですけど、ヒロインのCキャサリンの声優を11人の中から選べるシステムになってまして(ただし、基本は2人の中からしか選べず残りの声は有料DLCになっています)
この自分のツイートを見てもらえば分かると思いますが
明日ヴィンセントに改名します #PS4share pic.twitter.com/OlKamP7kdO
— シン (@shinnosu2) 2019年2月17日
まあなんですかね、この中から1番好みのドラッグを選んでくれってシステムですね。
個人的には豊口めぐみさんのキャサリンを聞くまでは死ねないなと思ったので生きる希望を失っている人にオススメなんじゃないかなと思います。
まとめ
全体的に追加要素が増えていて今作はかなりの良リメイクなんじゃないかなと思います。
発売前に結構宣伝していたCキャサリンの声優変更のほとんどが有料DLCなことはちょっと疑問を持ちましたけど、昨今のソシャゲのガチャを考えたら家庭用ゲームの多少の課金要素にも寛大な心を持った方が正解かもしれませんね。
シナリオも色々と新しく追加されているので前作の無印キャサリンをプレイ済の人も全く問題なく楽しめると思います。
また、ストーリーモードはアドベンチャーパートで取った行動でエンディングが変わるいわゆるマルチエンディングになってますので周回要素がありますし、女性キャラだけでなく男性キャラも良いキャラばかりなのでアニメが好きなライトユーザーの人にもおすすめしたいですね。
そして勿論パズル部分もストーリー以外にもチャレンジモード的なバベルやラプンツェルといったやり込み要素がありますので興味が湧いた人はぜひ遊んでみてください。
ただし、親と同居している人はプレイ中の画面を見られないように気をつけてくださいね!