デビルサマナーソウルハッカーズ
この作品は前回紹介した
真女神転生デビルサマナー - しんのブログ https://t.co/OkzLXmHeDN
— シン (@shinnosu2) 2019年1月13日
自分は今までに相当な数のアトラスのゲームを遊んできましたが、このソウルハッカーズは今でもトップ3には間違いなく入るくらい好きな作品なんですよね。
ただやっぱりペルソナシリーズに比べると知名度が低いと思うので、ちょっと紹介してみようと思って今回の記事を書いてみました。
拙い文章になりますが緩く読んでやってください。
大正義3DS版
この作品が最初に発売されたハードはセガサターンで、その後PS→3DSと計3種類のハードで発売されているんですが、やっぱり3DSでのリメイクのおかげで前作のデビルサマナーよりもプレイまでのハードルがかなり低いです。
しかも3DS版は単純にロード時間が早いうえに戦闘のスピードも旧版よりも早くなっていてかなり快適にプレイできるようになっています。
更にオリジナル要素として
- フルボイス化
- 悪魔全書の追加
- 隠しボスの追加
これらの3点の追加要素があります。
PS・SS版をプレイ済の方だとキャラのボイスがイメージと違うとか悪魔全書が追加されたことでゲームがぬるくなった。みたいな感想になる場合があるかもしれませんが、新規ユーザーの人にはそれらの心配はないかと思うのでこれから購入するなら3DS版1択で間違いないと思いますね。
キャラクターと世界観
前作デビルサマナーの
これらの要素を持つ世界観に自分は見事にハマってしまったわけなんですが、これが万人受けする作品だったかと言われると実際微妙なところがありました。
金子一馬氏がデザインしたキャラクターと探偵という設定から漂うアダルトな雰囲気。そして全体的に暗めなシナリオ。これらによって産み出されたダークな世界観は独特な魅力はありましたが癖も強く、正直な話UIのデザイン等もあまり良くはないうえにオリジナル版のあの鬼畜難易度。
合わない人が多いとしても仕方ない面がありました。
そして今回のソウルハッカーズなんですが、前作から数年後の話で舞台は天海市という地方都市になっています。
また今回の主役はスプーキーズというハッカーグループに所属している18歳の少年になるので、プレイヤーの視点も前作の大人目線から少年目線に変わることになります。
今作もキャラクターデザインは金子一馬さんが担当されているんですが、ゲーム内ではペルソナ3〜5やキャサリンで一躍有名になったあの副島成記さんが書き起こしているためかなりキャッチーな出来になっています。(ちなみにペルソナ2罪罰もこの形式で個人的に1番好きな組み合わせですね)
そしてこのオリジナル版のOPと
リメイク版のOPを(こちらは海外版になりますが)
見てもらうと分かると思いますが、かなりスタイリッシュな路線になっています。
かといってデビルサマナーのダークな雰囲気も損なわれていなくて、今作のバランス感は相当良い物があるんじゃないかなと個人的には思っています。
シナリオ
シナリオは今回も一応浅めの説明にしておきます。
今回の舞台となる天海市は国から情報環境モデル都市に指定され、ネットワーク等の技術が進んだハイテク都市という設定になっています。そして主人公たちはハッカーグループなのでシナリオはいわゆるサイバーパンクとしての側面が強いです。
今作のシナリオを大雑把に説明すると、この発展したモデル都市の裏で暗躍する組織との戦いといった感じですね。
また組織の陰謀を暴いていくうちにヒロインのヒトミの身体に取り憑いた女悪魔のネミッサの秘密も明らかになっていきます。
そして今作では発達したネットワーク環境で引き起こされていく問題も取り扱ってるんですが、
これがなかなか現代にも通じる部分が多くて凄いなと思いますね。
ちなみにこの作品が最初に発売されたのは20年以上前の1997年で、2chが開設されるよりも前の時期に作られたシナリオだということを頭に入れてプレイするとより楽しめるんじゃないかなと思います。
まあ詳しいシナリオや設定は実際にプレイして楽しんでみてください
システム
まず難易度なんですが、前作に比べると低めに
設定されているので途中で詰む可能性は低いかと。
何よりも今作は序盤と一部コンテンツを除いてダンジョン内いつでもどこでもセーブ可能なので、主人公が即死魔法や敵悪魔にリンチにされてゲームオーバーになっても割とやり直しがきくのが大きいです。
また前作では仲魔の忠誠度がなかなか上がらなくて戦闘中に全然命令通りに動いてくれなかったりしたんですが、今作はかなり忠誠度を上げ易く調整されているのでストレスなく戦えるようになっています。
ダンジョン部分は新女神転生や世界樹と同じでいわゆる3Dダンジョンになってます。慣れてない人は最初はちょっと戸惑うかもしれませんが難しくはないので大丈夫かと。
ただ、今作も後半になるとダンジョンが複雑で広大になっていくのでそこだけは要注意ですね。
そして真女神転生シリーズの醍醐味といえば悪魔との会話交渉での仲魔化と悪魔合体なんですが、こちらもかなりやり込み甲斐のある出来になっています。それと最初に少し触れたんですが3DS版には悪魔全書の機能が追加されてますので、1度作った悪魔は対価さえ払えば簡単に呼び出すことができるようになっていて非常に便利です。どんどん仲魔を増やしてじゃんじゃん合体していきましょう!
まとめ・総評
いや正直まだまだ語りたいことは沢山あるんですよ。剣合体とか相変わらずクオリティの高いBGM、
そしてシナリオ途中で出てくる、とある登場人物達の死の直前を追体験するビジョンクエストとか。
最初は全部扱おうかと思ったんですけど分量的にキリがない!!!
ということなんでここらでまとめようかと思います。
今作はオリジナル版のSS・PS版の頃からバランスも良くて比較的遊びやすい作りになってました。
そこからまた3DSでリメイクされてダンジョン内での動きや戦闘のテンポも改善され、より快適に遊べるようブラッシュアップされています。
難易度も本編が全体的にそこまで難しくない代わりに、EXダンジョンのボスはかなり難易度が高く作られているのでやりごたえもある作品として仕上がってるんじゃないかなと思いますね。
また3DS版ではアトラスファンの人なら(多分)知っているあのキャラも隠しボスとして出てくるので今買うならやっぱり3DS版じゃないかなあと思います。
今作品はペルソナシリーズ以外のアトラスのゲームをやってみたいけど、女神転生シリーズほど癖の強そうな世界観はちょっと……という人にはぴったりな作品だと思いますので
興味の湧いた人はぜひ遊んでみてください!